【最高2107】スカーフヒードラン軸 

 

ゴルトさんとの合作.

 

あらゆる構築は「対面・サイクル・積み」といった主に3つのアーキタイプに分類されているが, どの構築と相対する際でも共通して強い動きは数的有利をとることである.

今回はこの数的有利を初手でいかにとるかというコンセプトを探求した.

数的有利をとるための要素として

①相手側がタイプ相性や覚える技上有利である対面を作り,突っ張らせて一発で倒す

②後続に引くことができないような高火力技を打つ

ことが考えられる.

①に関して,有利不利のタイプ相性を覆すためには不一致技をZなどで消費して倒すことがメインになる.この動きを初手に行うためには,役割関係を持ったポケモン同士が初手に対面することがまず必要になり,なお且つ役割破壊を行うためにそのポケモンの汎用性を損なう可能性がある.

一方で,②のように高火力の上からの押し付けは相手に有無を言わさずに制圧できる力を持つ.しかし,Zを消費して高火力を出すポケモンは,ミミッキュより遅い場合ミミッキュに対し遅れをとり,中高速域のZはコケコやゲッコウガなどの高速Zポケモンに対して制圧される可能性や同速勝負で試合が決まることになりやすい.

そこで今回は,Zを消費せずに,奇襲性・役割関係の逆転・一貫性のある高火力・対ミミッキュ・対高速ポケモンの条件を満たすことができるスカーフポケモンが強いのではないかと考え,これらの要素を包括するヒードランに着目した.

コケコ・グロスなどの対面性能が高いポケモンを並べた構築に対しては,ヒードランで初手オーバーヒートを当てて数的有利を狙いに行く.

 

スカーフ持ちのポケモンは基本的に一定火力しか計算することができないので,相手のサイクル寄りの構築に対しては刺さることが少ない.

したがって,サイクル寄りのパーティーに出すことができ,なお且つヒードランの苦手とする地面・水タイプに対して強いボルトロスを採用した.

また,ヒードランの最高火力であるオーバーヒートを打った際に生じる隙をミミッキュで埋めることができるのではないかと考えた.積み技に対しては,ばけのかわとZ技を用いて,みがわりに対してはのろいで起点回避を遂行する.

キノガッサを採用することで,相手の初手コケコを誘発することによる奇襲の成功率の上昇や,上記3匹では薄いカバルドンを絡めた戦術へのメタを狙った.

このヒードランボルトロスミミッキュキノガッサを基本の軸として構築を考え始めた.

 

展開系の構築の初手に置かれるポケモンの多くが,ステロを持った襷ランドロス・挑発やZを持ったカプテテフが主流であると考え,それらに強いポケモンとしてメガメタグロスを選択した.展開系の構築は初手を潰して数的有利をとり,ミミッキュで止めることで有利に展開を進められる.

最後に,電気地面の一貫切り・対キノガッサ・サイクル系の構築に対するより強いメタなどを考えてランドロスが構築入りした.

 

幅広い構築に対応できること,役割遂行をしっかりと行えること,個の強みを並びとしてシナジーを持てるように昇華することを意識して各ポケモンを構成した.

 

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ヒードラン @スカーフ

167(4)-99-127(4)-182(252)-128(12)-139(236)

オーバーヒート ラスターカノン だいちのちから がんせきふうじ

H: 奇数

C: ぶっぱ オーバーヒートで無振りコケコ81.3%

D: DL対策

S: 135族抜き抜き抜き

 

 

ボルトロス @イアのみ

184(236)-✖-118(220)-160-100-138(52)

10万ボルト めざめるパワー氷 わるだくみ みがわり

B: 身代わりがテッカグヤの無振ヘビーボンバーや特化エアスラッシュを確定耐え

 不一致イカサマ耐え

C: +210万ボルトでHポリゴン2が90%で2発

S: 準速カプレヒレ抜き

 

 

ミミッキュ @フェアリーZ

151(164)-143(116)-122(172)-✖-126(4)-118(12)
じゃれつく かげうち つるぎのまい のろい

A: +2かげうちでH4ミミッキュ確定

B: 特化メガバシャーモフレアドライブ最高乱数切り耐え

 

 

キノガッサ @どくどくだま

155(156)-150-113(100)-✖-80-134(252)

きのこのほうし みがわり きあいパンチ がんせきふうじ

B: メガグロスのれいとうパンチ確定耐え

 身代わりが特化ミミッキュのかげうちを最高乱数切り耐え

S: 最速

 

 

メタグロス @メガ

181(204)-179(108)-170-112-130-170(196)

アイアンヘッド れいとうパンチ くさむすび がんせきふうじ

B: 200地震+さめはだ耐え

S: 最速ガブ抜き

 

 

ランドロス @ヒコウZ

じしん そらをとぶ みがわり つるぎのまい

165(4)-197(252)-110-✖-100-157(252)

ASぶっぱ

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Pokémonicon 485.png ヒードラン

今回の軸

上記の採用理由に加え,最低限サイクルを回せる優秀な耐性を評価した.

スカーフポケモンの攻撃技は以下に一貫性のある技を打つかであるので,ほとんど無効にされることのない炎・鋼技は便利. 

だいちのちからはヒードランミラー意識.

がんせきふうじはポイヒガッサとの連携や中速の多い今回の構築では非常に打つ機会が多い技であった.

構築としてコケコ・グロスあたりは初手に呼びやすいようにしてある.

 

 

 Pokémonicon 642.png ボルトロス

ドランが厳しい地面などを相手にするためにHBベース.

サイクル構築に採用されやすいグライオンテッカグヤモロバレルナットレイあたりを起点に展開できる.

身代わりは確実に起点にすることと,ミミッキュののろいとのシナジーがある.

半分実を持つことにより対面性能の底上げと身代わりの試行回数増加が見込める.

Zを持たずとも十分にサイクル構築は破壊できる.

 

 

 

Pokémonicon 778.png ミミッキュ

バシャーモやマンダ・ギャラドスを意識してB振り.

止めたい相手に対して刺さるのがじゃれつくだったためFZ.

ラストの技は自身の決定力を高めるためにつるぎのまいとした.

 

 

Pokémonicon 286.png キノガッサ

グロスミミロップのれいとうパンチや膝を確定で耐えるためにBを伸ばした配分.

ミミッキュの低速化やカバルドンの個体数の増加,催眠耐性の薄まりが追い風.

障害となるコケコを初手に呼びつつ,ドランで取り除ける展開が理想.

がんせきふうじ圏内への押し込み速度を重視してきあいパンチ.

 

 

 

Pokémonicon 376.png メタグロス

テテフミミッキュ・地面に打つためのアイヘ・れいとうパンチは確定.

キノガッサとのシナジーや相手のカバリザマンダへのイージーウィンを狙い,がんせきふうじ・くさむすび採用.

メタグロスのような技範囲が広くSの速いポケモンに対して,受けポケモンが出てきやすいのでガッサやボルトが刺さる.

 

 

Pokémonicon 645a.png ランドロス

同じような役割を遂行できる構成として,

じしん うちおとす みがわり つるぎのまい@地面Z

が考えられるが,浮いている役割対象にうちおとす→じしんと2ターン必要なことや,

キノガッサが誘う草タイプに刺さることから今回はそらをとぶ@飛行Zを選択した.

サイクル構築には基本的にボルトランドでどちらを通しやすいかを考えて選出する.

ランドロス意識の最速.

 

 

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想定通りの展開を行える対戦も多かったが,

シーズン最終日近辺はドラングロス対面相手が全員引いていったり,

コケコの絶対数よりゲッコウガ・レヒレを筆頭とする水タイプが多く湧いていて,かなり苦戦を強いられた.

しかし,純粋に2100に到達できたことは本当にうれしい.

 

最後まで一緒に構築を考え,ランドロスを貸してくれたゴルトさん

ドラン・ボルトを貸してくれたぺんさん

メタグロスの個体・どくどくだまを貸してくれたNさん

対戦してくださった皆さん

ありがとうございました

 

 

 

以下余談

私自身上記のドランボルトミミガッサグロスランドで2100を到達したが,

レートが伸び悩んだゴルトさんと2人で最終日にもう一度構築を練り直した.

相手のランド展開と対サイクル性能・対ゲッコウガ性能を考慮した上で私たち2人が最終的に出した結論の並びは,

ドランボルトミミガッサゲンガーポリ2

である.私自身は育成が間に合わなかったが,この並びでゴルトさんは2113を達成した.

以下にゲンガーとポリゴン2の構成を記す.

 

ゲンガー @ゲンガーナイト

159(188)-✖-115(116)-191(4)-116(4)-192(196)

シャドボ へどばく こごかぜ きあいだま

B: メガバシャーモフレアドライブ最高乱数切り耐え

S: 最速ゲッコウガ抜き

 

 

ポリゴン2 @しんかのきせき

191(244)-✖-127(44)-126(4)-124(68)-99(148)

イカサマ こごかぜ ほうでん じこさいせい

B: ミミッキュの+2FZ最高乱数切り耐え

D: カプテテフのサイコキネシス最高乱数切り2耐え

S: -1準速ミミッキュ抜き

 

 

先ほどの構築で無理だった受けループとかなりきつかったゲッコウガに重点を置いた形.

 以上です.改めてここまで読んでいただきありがとうございました!