S1 キュウコンサンドパン 

S1お疲れさまでした.12月25日に2000に到達してから潜ってないので,その当時の環境でのお話になります.その辺を了承した上でみていただきたいです.

 

 

サンムーンでの新ポケモンが発表された際に,見た目がとても気に入ったこともあり,キュウコンサンドパンを使おうと思いパーティを組み始めました.

組む際に意識したことは,Z技などによる高火力がどこから飛んでくるのかわからないので可能な限り"上から叩いて制圧する"ことです.

実際にキュウコンサンドパンを回してみると,サンドパンがつらい,もしくは止められる時は,ポリゴン2やテッカグヤなどの耐久ポケモンによって霰ターンを消費され負けるといったものでした.また,キュウコンサンドパンを見て出てくるポケモンは先ほど挙げたポリゴン2やテッカグヤ,またジバコイルハッサムなどの鋼が多く,ほとんどが低速高耐久であることがわかりました.

そこで,それらに刺していけるポケモンとしてデンジュモクに着目し,サンドパンを通すか,デンジュモクを通すという2つの勝ちパターンを考えました.

極端な話をすると,相手の鋼枠をみて,テッカグヤならデンジュモクを通す選出,それ以外の鋼の場合はサンドパンを通す選出をするようにしました.

キュウコンサンドパン及びデンジュモクの攻めの補完として相性のよさそうなメガ進化ポケモンとしてボーマンダを採用しました.

また,キュウコン,デンジュモク自体がそこまで耐久値の高いポケモンではないので初手に置いて行動保障があるわけではなく,キュウコンサンドパンを見て初手にでてくるポケモンは基本的に,カプコケコなどのキュウコンの上から挑発,Zによる展開阻止が可能なポケモンや上からボルチェンして鋼につなぐ動きができるポケモン,単純に鋼タイプのポケモンの3種類でした.そこで,それらに対して比較的初手に安定して出せるポケモンとして襷ガブリアスを採用しました.

デンジュモクを通すにあたり弊害となるのが,相手の地面枠であるので見た目が地面枠に強くデンジュモクとの相性もよいパルシェンを採用しました.

 

 

配置順

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キュウコン @つめたいいわ

167(148)-×-112(132)-101-120-173(228)

こごえるかぜ アンコール オーロラベール ほえる

 

サンドパン  @地面Z

151(4)-167(252)-140-×-85-117(252)

つららばり アイアンヘッド じしん つるぎのまい

 

ボーマンダ @ボーマンダナイト

171(4)-216(252)-150-×-110-172(252)

すてみタックル じしん りゅうのまい はねやすめ

 

ガブリアス @きあいのたすき

183-182(252)-116(4)-×-105-169(252)

げきりん じしん ほのおのきば つるぎのまい

 

・デンジュモク @電気Z

159(4)-×-91-247(252)-91-135(252)

10まんボルト めざめるパワー地面 ほたるび エレキフィールド

 

パルシェン @いのちのたま

126(4)-161(252)-200-×-65-122(252)

つららばり ロックブラスト こおりのつぶて からをやぶる

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 ・キュウコン

B:A197メガボーマンダすてみタックル最高乱数以外耐え

D:C147カプコケコの10まん→壁10まんを耐え

S:準速メガボーマンダ,最速105族抜き

とあるブログの調整をそのまま拝借しました.

キュウコンサンドパンにおいてキュウコンが霰ターン管理やアンコールで起点を作った際にいかに早く落ちるかが大事であるので,かなり体力を雑に扱いました.基本的には初手に投げず,初手のポケモンで一匹倒した後に裏のポケモンが出てきた際,初手のポケモンを温存しキュウコンを投げ落としてもらうといった動きをとりました.

技構成に関しては,相手のS上昇技による起点回避のためのこごえるかぜ,相手の攻撃技や補助技にあてて起点作成のためのアンコールとオーロラベール,また,起点回避兼イーブイバトンやテクスチャーZなどを軸としたパーティーにイージーウィンするためにほえるを採用しました.

 

サンドパン

単純に火力を求めていたのと,当時の環境ではスカーフガブリアスパルシェンの個体数の少なさから意地で採用しました.テッカグヤは,基本的に初手に置くガブリアスが呼び込むポケモンであり,ほのおのきばで突破できないまでもサンドパン圏内に押し込むことが可能であると考え,他の鋼に刺さる地面Zを採用しました.それぞれの性格による主な特徴を挙げると,

★陽気

・長所

準速破りパルシェン,最速スカーフガブリアスを抜ける

・短所

本当に火力がない

 

★意地

・長所

火力,+2地面Z+霰2発で大抵のメガハッサムが落ちる.

・短所

準速破りパルシェン,最速スカーフガブリアスを抜かれる.

といったところだと思います.破りパルのつらら+つぶてを耐えることができるので,破られる場面で削りをいれておけば,キュウコンを切ってサンドパンを出すことでリカバリーは可能です.

 

ボーマンダ

舞うタイミングを壁により無理やり作ることが可能であること,ガルドやハッサムルカリオなどの鋼タイプに弱くない点からボーマンダを選びました.鋼に対する打点を持つために地震を持たせています.

 

ガブリアス

この構築に投げられるポケモンのほとんどに出し負けることが少ない理由からガブリアスを初手におくことが非常に多かったです.

 

 

・デンジュモク

ZフィールドによるS上昇+電気技の火力上昇が可能であり,場面によってはZ10まんによる瞬間火力を出すことを目的として電気Zを持たせています.

主に,テッカグヤやポリゴン2といった耐久ポケモンから展開していきます.

ほたるび採用の理由としては,ナマコハピナスやブルルドヒドイデなどの受け主体のパーティーに置いて,ナマコやドヒドイデの前でほたるびを積むことでZ10まんでハピナス,ブルルを突破しイージーウィンするためです.

めざめるパワー地面は,当時多かったガラガラやジバコイルに対して刺していきます.

前述したように,低速高耐久の並びに非常に刺さるポケモンでした.

 

 

パルシェン

破ったあとにHカグヤを持っていけるように珠を持たせています.キュウコンサンドパンパルシェンの氷3枚によってガブリアスの選出抑制を図り電気技を一貫させる役割を担っています.

 

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キュウコンサンドパン@1を選出する際は,サンドパンと@1をできるだけ温存するように立ち回りました.どのポケモンを通していくのかを選出段階で考えて,どのポケモンの体力管理が大事なのか,どのポケモンは雑に扱って良いのかをきちんと考えることはどのようなパーティーでも大事であると思いました.

また,キュウコンのほえるやデンジュモクのほたるびZ10まんなど特定のパーティーに対してイージーウィンできる要素をパーティーに含めていく考えは,どのようなパーティーを組む際でも大事であると学びました.

 

ありがとうございました.S2でもよろしくおねがいします.